農地と水の保全に協力しています。

農林水産省の事業「農地・水保全管理支払交付金」を活用して、浜中町内で灌漑排水事業により整備された排水路の管理のために設立された「はまなか農地・水保全協議会」の事務局を「えんの森」が引き受けています。

予算の執行や会計管理、遊水池における土砂の堆積状況の把握、水質・魚類調査などの調整を行っています。

 はまなか農地・水保全協議会では、排水路への土砂の流入を緩和するために植えられた樹木の補植も2016年度から行っています。この補植の用地の準備や植樹後の管理作業などを「えんの森」が中心になって行っています。

三郎川魚道の維持管理に協力しています。

三郎川魚道は、風連川水系三郎川の取水堰に2008年、地元の住民やNPO、農業団体などで組織する「三郎川魚道設置委員会」が主体となって、地域のコミュニティワークとして設置された「手作り魚道」です。

「生き物の豊かな川」「命にあふれた川」であるようにとの願いから、川にいる魚類が上流の産卵域と下流とを行き来しやすくするのが魚道設置の目的です。

「えんの森」は三郎川魚道設置委員会の事務局を引き受けており、魚道の監視や管理を行っています。修復作業の調整も引き受けています。

地域の活性化や交流促進に努めています。

閉校となった旧浜中町立西円朱別小学校の校舎を事務所として活用し、旧西円朱別季節へき地保育所の園舎を地域住民の交流の場として再生・利用しています。

いずれも浜中町から借用しており、旧へき地保育所は「地域交流館みずなら」として、飲食店の営業許可も取得して不定期営業のコミュニティーカフェの開設や、さまざまなアートの作品展示イベント、ワークショップを開くなどしています。

こうした活動を通じて、「人びとが集う場」を地域につくりだし、浜中町内外の「人の交流」を活発にして地域に活気をもたらすことを目指しています。

 

他の環境NPOや動物園などの事業に協力しています。

絶滅危惧種シマフクロウの保護に取り組むNPO法人など、自然環境の保全や再生に取り組む他のNPOの活動に協力していきます。

世界最小クラスの哺乳類で、浜中町に生息するトウキョウトガリネズミを展示している東京都立多摩動物公園の活動にも協力しています。